長引く景気の低迷により,勤め先からの給与収入以外に,副業により収入を得ている方も多いのではないでしょうか。

一般的には,サラリーマンの方の副業というイメージでは,インターネットオークションによる商品の販売や,フリーマーケットでの私物を売却するケースがあると思います。

このような副業による所得は,確定申告では「雑所得」という区分の扱いとなります。

このような副業による所得は,売上から商品の仕入価額・必要経費などを控除することで求められますが,当然のことながら副業に無関係の支出は必要経費に含めることができませんので注意してください。

また,副業をされている方で確定申告をしていないケースも意外と多くあると思われますが,明らかに商売として売買しているとみなされた場合,申告漏れの扱いとなってしまう可能性があります。

実際,生活用動産の売買であれば,確定申告が不要なケースもありますが,「自分は確定申告をする必要があるのか?」という点は明らかにしておく必要があります。

そして,確定申告が必要な方は,税務署で「個人事業者開業届」「青色申告承認申請書」を提出して,合法的な節税を目指す方がメリットは大きいと言えます。