名古屋名物・手羽先について

名古屋名物の一つに,手羽先があります。

手羽先とは,皮と骨の割合が多く捨てられてしまうことが多い鶏の羽先を指し,名古屋ではそれを唐揚げにして,タレをかけたものが良く食べられています。

コラーゲンが豊富な部位なので,美容にも良いと言われています。

また,ビールによく合うおつまみとして,この地域の居酒屋には必ずといって良いほどある定番メニューです。

手羽先唐揚げの発祥は,昭和38年創業の「風来坊」だといわれています。

当時鶏の唐揚げを提供していた「風来坊」の店主が,スープの材料くらいしか用途がなかった手羽先が,仕入先で山のように積まれているのを見て,開発したばかりのタレをつけたらどうかとメニューに加えたのが始まりだそうです。

現在80店舗以上もある「風来坊」は,手羽先の有名店としてよく知られていますが,同じく手羽先が有名な店として,「世界の山ちゃん」もあります。

近年では,どちらも名古屋だけではなく全国にもチェーン展開されており,名古屋に来なくても手羽先を味わうことが出来るようになりました。

同じ手羽先ですが,「風来坊」は甘辛い味付け,「世界の山ちゃん」は胡椒がきいてスパイシーな味付けが特徴で,人によって好みが分かれます。

テイクアウトも出来るので,ぜひ一度食べ比べてみてはどうでしょうか